VMware SD-WAN by VeloCloudは、「オーケストレータ(Velocloud Orchestrator)」、「クラウドゲートウェイ(Velocloud Gateway(Controller))」、「エッジ(Velocloud Edge)」にて構成されており、ブランチサイトからデータセンター、クラウドサービスまでを結ぶネットワーク環境の最適かつ柔軟なコントロールを実現します。
オーケストレータ
(Velocloud Orchestrator)
SD-WANの環境全体をGUIで一元管理し、拠点、クラウド、企業のデータセンターに仮想サービスをワンクリックでプロビジョニングできます。拠点の拡大やネットワーク回線の拡張にも容易に対応できます。
クラウドゲートウェイ
(Velocloud Gateway(Controller))
エッジからインターネットを経由してクラウドサービスに接続するトラフィックを中央制御し、ログ取得などゲートウェイの役割を担います。
エッジ
(Velocloud Edge)
エッジはハードウェア アプライアンスまたは仮想インスタンスとして提供され、プライベート、パブリック、ハイブリッドのアプリケーションや、コンピューティング サービスおよび仮想サービスへのセキュアな接続を実現します。
エッジは、内蔵されたDPI(Deep Packet Inspection)により通過するトラフィックのパケットから約3,000種類のアプリケーションの判別が可能です。拠点で使用される「Office365」や「BOX」など特定のクラウドアプリケーションのトラフィックをデータセンタを通過せずインターネットへ直接振り分けが可能となるローカルブレイクアウト機能により、効率的にWAN回線をご利用いただけます。
Forward Error Correction(FEC)と呼ばれる機能を用いて、拠点間にある異なる複数の回線を自動的に認識し、エッジはそれぞれの各回線の遅延、ジッタ、パケットロスを把握し品質状況をチェックします。
WAN回線の品質劣化を確認した場合は、FEC機能により、エッジが回線状況の劣化を補正しWAN回線の品質を回線品質を最適化します。
オーケストレータにより、エッジのアクティベーションと初期セットアップを実行します。
管理者はSD-WANの環境全体をポータルで一元管理できるため、複数の拠点間のエッジの設定を現地に出向くことなく行うことができます。
また、各拠点の担当者はエッジをネットワークに接続するだけでSD-WANを構築が可能となり、管理者の負担を軽減します。
初期セットアップされたエッジは、オーバーレイのVPNトンネルを拠点間で構成します。
管理者はワンクリックでVPN設定が可能となり、IPSecの設定などを行うことなくVPN環境を構築することが可能です。
1.エッジの設定とアクティベーションキーの転送
IT管理者が新規エッジを定義
IT管理者はエッジを定義する時に生成されるアクティベーションキーを設置担当者にメールにて転送
2.デバイスの配送
工場出荷状態で設置場所まで配送
設置者はデバイスに電源を入れて、ネットに接続する
3.設置・認証・設定の自動ダウンロード
設置担当者はエッジかデフォルトにて発信する無線LANか有線ポートにパソコンもしくはスマートデバイスを接続する
設置担当者はメールにて届いているアクティベーションメールのリンクをクリックしてアクティベーション完了
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