宿泊施設のレストランにおける混雑状況検知システムの導入事例としてご紹介するのは、ホテルオークラJRハウステンボスを経営する「JR九州ハウステンボスホテル株式会社」。広大なテーマパークであるハウステンボスに隣接し、オランダ鉄道アムステルダム中央駅を模した外観を特徴とする同ホテルは、幅広いニーズにお応えするゲストルーム、和・洋・中の本格レストラン、源泉掛け流し100%の天然温泉などをご用意し、お客様に快適な空間とサービスを提供している。
ホテルの朝食会場であるカフェテラス「カメリア」における混雑緩和を目的として、お客様がご自身の携帯端末から混雑状況を確認できる混雑状況検知システム「TRASCOPE-AI」を採用。設置の簡易さとバーコードを読み取るだけでお客様ご自身がご宿泊の部屋から朝食会場の混雑状況を確認できるという手軽さが採用のポイントとなった。
同ホテルの朝食会場であるカフェテラス「カメリア」は、お客様のご来場が集中する時間帯には130席ある客席が満席となり、ご案内ができないお客様を店外でお待たせするしかない状況であった。
お客様の待ち時間をなくし快適な時間をお過ごしいただくためにも、同ホテルにおける朝食会場の混雑緩和は急務であり、お客様がホテルの部屋から混雑状況を確認できる仕組みの導入が必要であった。
丸紅ネットワークソリューションズと丸紅情報システムズが提供する「TRASCOPE-AI」の混雑状況検知システムを活用することで、朝食会場「カメリア」の混雑状況をAIで分析し、お客様は朝食券に記載されているバーコードを読み取ることで、ホテルの部屋からでも朝食会場の混雑状況がご確認できる仕組みを構築した。
同ホテルにおける混雑状況検知システムの全体構成は以下の通り。
【混雑状況検知システムの全体構成】
混雑する時間帯にはご案内できないお客様を店外でお待たせしていたが、混雑状況検知システムを導入したことで、お客様ご自身で簡単に、ホテルの部屋から朝食会場の混雑状況をご確認いただけるようになり、以前と比べて、よりスムーズなご案内を実現することができた。
朝食のタイミングをずらすなど、お客様ご自身が混雑を避けるための行動を取りやすくなったことから、朝食会場の混雑緩和が実現したのだ。
今回導入した混雑状況検知システムは、ホテルにおける朝食会場の混雑緩和に効果を及ぼした。現状の混雑状況検知システムは、朝食券に記載されたバーコードをお客様ご自身が携帯端末から読み取ることで、朝食会場の混雑状況を把握できるという仕組みのものだ。さらに、同ホテルでは携帯端末をお持ちでないお客様のためにも、今後はホテルの各部屋のテレビへの混雑状況案内表示を検討している。
現在の混雑状況検知システムによる分析の実績を活用して、他施設への展開などについても今後の検討をすすめる予定だ。
開業日 | 1995年(平成7年)6月1日 |
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所在地 | 長崎県佐世保市ハウステンボス町10番 |
事業内容 | ホテル経営・飲食店経営・ホテル直営商品販売・駐車場に付帯する事業 |
URL | https://www.jrhtb.hotelokura.co.jp/index.html |
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