プロ野球・北海道日本ハムファイターズ本拠地駐車場への車番認識システムの検証事例としてご紹介するのは駐車場事業を軸とした土地活用のトータルソリューションを手がける「三菱地所パークス株式会社」。駐車場運営事業に関する総合的なコンサルティングをはじめ、コイン駐車場や施設型駐車場の運営・管理などのサービス提供、安全サインや管制機器の設置工事など、幅広く手がけている。同社は野球スタジアム駐車場での車番認識システムとして「TRASCOPE-AI」を採用。設置の簡易さと同社が有する「パーキングアナライザー」との親和性の高さが採用のポイントとなった。
札幌ドームを本拠地とするプロ野球・北海道日本ハムファイターズの興行を担当する株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントは、駐車場を利用する来場者の属性を車番と紐付けて分析することを検討していた。一方、三菱地所パークス株式会社は車番データを有益なマーケティングに活用できるよう分析する「パーキングアナライザー」システムを有しており、認識率の高い車番認識システムを検討していた。認識率の高さや「パーキングアナライザー」との親和性、既存の駐車場の設備に影響を受けず、簡易的に設置可能な点を評価し、三菱地所パークス株式会社は丸紅ネットワークソリューションズの「TRASCOPE-AI」を採用し、株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントから受託されて野球観戦者にかかる駐車場利用者の分析を実施した。
【札幌ドーム】
利用した車番認識システムの構成は以下の通り。
【車番認識システムの構成】
札幌ドームの各駐車場入り口に3日間AIカメラを三脚で設置し、入場する車両の車番データを取得。取得したデータを、三菱地所パークスの「パーキングアナライザー(※)」で分析し、来場者の地域属性の判別を行なった。その他にも来場時間のピークを算出することも可能となった。
【設置したAIカメラの様子】
現状の駐車場設備に影響されることなく、三脚とバッテリーのみでAIカメラを設置し、車番を認識することができたのは大きな収穫だった。バッテリーで1日分の電源を確保できたことから電源装置が無い環境であっても配線工事無しで車番認識が行える。また、車番認識の精度は非常に高く、「パーキングアナライザー」のデータを地図に落とし込む機能との親和性の高さも実証できた。
今回、簡易的に設置でき、精度の高さ・「パーキングアナライザー」との親和性の高さも実証できたため、同様の大規模施設やイベント会場へ展開していきたい。
設立 | 1998年(平成10年)4月22日 |
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本 社 | 東京都千代田区三番町5-7 精糖会館3F |
資本金 | 100,000,000円(2020年4月1日現在) |
社員数 | 185名(パーキングオペレーター1,150名)(2020年4月1日現在) |
事業内容 | 駐車場コンサルティング事業・駐車場建設事業・駐車場管理運営事業 |
URL | https://www.mec-p.co.jp/ |
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