2005年10月21日
プレスリリース
沖電気工業株式会社
沖電気ネットワークインテグレーション株式会社
トーメンサイバービジネス株式会社
株式会社エヌ・エス・アイ
沖電気工業株式会社(社長: 篠塚勝正)の関連企業である沖電気ネットワークインテグレーション株式会社(本社: 東京都江東区、代表取締役社長: 松下政好、以下 OKINET)は、トーメンサイバービジネス株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役社長: 西村拓美、以下 TCB)および株式会社エヌ・エス・アイ(本社: 東京都新宿区、代表取締役社長: 大内太郎、以下 NSI)と共同で、端末認証付きSSL-VPN(注1)システムのアプライアンス製品(注2)である「BOUT™(ボート)シリーズ」を開発しました。OKINETにより10月24日より販売を開始します。
従来のリモートアクセス方式のひとつであるSSL-VPN方式では、「ID/パスワードの漏えい」、「認証デバイスの紛失/盗難による不正アクセス」、また「自宅やネットカフェ等のセキュリティレベルの低い端末からの不用意な接続によるウィルス流入、情報漏えい」等の危険性がありました。
OKINETでは、それぞれの危険性を一括して解決するために、従来のSSL-VPNの機能に加え、利用できる端末を制限することで、より強固なリモートアクセス環境を実現しました。今回発表した「BOUTシリーズ」は、TCBが日本語版開発を行っているSSL-VPNソフトウェア「NeoAccel™ SSL VPN-Plus™」に、NSIが開発した端末認証ソフトウェア「RegistGate®」を連携させた一体型のアプライアンスサーバです。
従来のSSL-VPN装置ではネットカフェや自宅などの端末から利用できていましたが、「BOUTシリーズ」は、ID/パスワードに加えて、端末固有情報に基づいた認証を行いますので、ネットカフェや自宅などの不特定多数の端末から、利用可能な端末を制限することができます。もちろん、通信中のデータは暗号化されていますので安全です。さらに、稼動アプリケーションのチェックを行うことも可能であるため、P2Pソフトウェア(注3)等の危険なソフトウェアが起動した場合に接続を切断することもできます。
これらの機能により、リモートアクセス時の認証を強化し、不正アクセス、不正利用、ウィルス流入、ワーム攻撃を防ぎ、情報漏えいの危険性を下げることができます。このような商品をアプライアンスサーバとして、導入から運用保守までワンストップで、お客様に提供するとともに、セキュリティ対策を安全かつ簡単に実現できます。
また、「BOUTシリーズ」は端末認証サーバであると同時に、RADIUS(注4)機能も内蔵していますので、既存の認証システムActive Directory(注5)などとも連動できます。
リモートアクセス市場規模の拡大に伴い、高度なセキュリティ対策が求められています。OKINETはTCB、NSIと戦略的に提携することで、市場ニーズを俊敏に反映したセキュリティ商品を多くのユーザに提供していくことを目指します。
本社側に端末認証付きSSL-VPNアプライアンスサーバ「BOUTシリーズ」を設置し、ユーザID/パスワードに加えて 端末固有情報に基づき認証を行います。 接続OKになると社内の各種サーバにアクセスすることが可能となります。
標準販売 | OKINETより販売 |
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標準価格: | 標準価格: BOUT2500一式 2,625,000円(税込)~(ソフトウェアライセンス数により変動) |
出荷開始時期 | 2005年10月24日 |
販売目標 | 年間100セット |
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