2007年2月1日
プレスリリース
沖電気工業株式会社
沖コンサルティングソリューションズ株式会社
沖電気ネットワークインテグレーション株式会社
オプスウェアジャパン株式会社
このたび、沖電気工業株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役社長: 篠塚勝正、以下 OKI)は関連子会社の沖コンサルティングソリューションズ株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役社長: 前田裕)を通して、OPSWARE INC(本社: 米国 カルフォルニア州 CEO: Ben Horowitz、以下オプスウェア)とネットワーク機器の自動管理システム(NAS: Network Automation System)(注1)とサーバ自動管理システム(SAS: Server Automation System)(注2)に関する販売契約を締結し、オプスウェアジャパン株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役社長: 富田直美)の代理店として、日本国内での販売を開始しました。
既に多くの企業は、情報漏えいの防止、個人情報保護への取り組みとして情報セキュリティの強化に取り組んでいます。さらにJ-SOX(注3)を契機に、企業は一層のIT 内部統制の仕組みづくりが求められています。しかしJ-SOX の実施基準案が出された今日においても、多くの企業ではIT 全般統制を具体的にどのように実現すればよいか答えを見いだせていないのが現状です。
例えば、IT 全般統制の実現において、管理部門では現状のリソースの範囲内で確実な運用体制を構築することが求められる一方、実際の運用部門では、ルールはあっても運用手順が整備されていない、あるいは確実な運用を目指すと要員不足やコストがかかりすぎるといった悩みがあります。特にJ-SOX におけるIT 全般統制においては、アクセス管理や変更管理などによるコンプライアンス強化が重要となります。コストの増加を抑えてかつコンプライアンスを強化するには、人手による強化ではなく運用の自動化がキーとなります。さらに、その運用はITIL(注4)に沿ったプロセスであることがスムーズな監査対応に繋がるものと考えられます。
OKI では、ITIL と親和性を保ち、かつデータセンタ運営など運用管理のオートメーション・ソリューション分野で注目を集めているオプスウェアのNAS を、グループ企業を含めた社内ネットワークに試験導入し、評価を行いました。この構築は、沖電気ネットワークインテグレーション株式会社(本社: 東京都江東区、代表取締役社長: 原説秀)が担当しています。この評価の結果、本システムは特に全資産の把握、パスワード管理や変更管理など、ネットワークのセキュリティの強化や適正な運用コストでのIT 内部統制環境の実現に大変有効であると確認できたため、OKI グループの情報基盤に全面採用することを決定しました。
OKI ではこの導入経験を活かして、オプスウェアのNAS の日本国内での販売活動を開始します。さらに、サーバ自動管理についてもオプスウェアのSAS の試験導入を計画しており、NAS と同様に経験に基づく販売を予定しています。
OKI では、OKI グループの各カンパニーの強みを活かし、IT インフラにおける運用管理および内部統制に関するコンサルティング(沖コンサルティングソリューションズ株式会社担当)から、システム構築、運用、保守(沖電気ネットワークインテグレーション株式会社担当)まで一貫したサービスの提供を行っていきます。初年度の売り上げは10 億円を目指します。
オプスウェアのNAS/SAS はネットワークおよびサーバの環境において、以下のような特長を活かすことにより、現行のネットワーク運用の改善およびJ-SOX に対応したIT 全般統制の実現に寄与します。
オプスウェアは米国NASDAQ 上場企業で、データセンタ運営のためのオートメーション・ソリューション分野では伸び率NO.1 の企業として注目されており、ネットワーク機器やサーバで構成されるIT インフラの運用管理および内部統制の分野では全世界で350 社以上の企業に採用されているエンタープライズ系のソリューションを提供しています。さらに、IT インフラ内のアプリケーションの機器依存状況を可視化するVAM(ビジュアル・アプリケーション・マネージャ)に加え、2007 年夏にはストレージ管理、ITIL の実現に欠かせないCMDB、既存システムとのワークフローを提供しセキュリティ&コンプライアンスを包括的に実現できるIT インフラの統合マネージメント・ソリューションのソリューションの提供を可能にしました。
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