沖電気工業株式会社
沖電気ネットワークインテグレーション株式会社
OKIは、このたびティアック株式会社(本社:東京都多摩市、代表取締役社長:英 裕治 以下 ティアック)の新本社ビルへ、IPテレフォニーサーバ「IP CONVERGENCE® Server SS9100(以下 「SS9100」)」をベースとした企業内IPセントレックス(注1)システムを納入しました。本システムは、株式会社オーティ・コムネット(代表取締役社長:元澤 裕司、本社:東京都千代田区、以下OT-COMNET)と、OKIの関連子会社であるOKIネットワークインテグレーション(以下OKINET)が共同で販売・構築を実施しました。
ティアックは、1953年の設立以来、卓越した記録・再生技術と鍛え抜かれたメカトロニクス技術に自信と誇りをもち、「感動体験」をもたらす製品造りに取り組み続けており、現在では国内屈指の業務用音響機器メーカにとどまらず、海外での製造や販売も積極的に展開しています。同社では、新本社ビルへの移転にともない、既存資産を活かしつつ、業務効率の向上を視野に入れ、従来のPBXからIPテレフォニーサーバへ電話システムの更改を検討していました。
OKIのIPテレフォニーサーバ「SS9100」は、ティアックの既存システムで使用していたWILLCOMの事業所用コードレス電話「WX220J」の既存設定を変更することなく利用することが可能です。ティアックでは、部門ごとのシステム移行をスムーズに行い、既存資産を有効に活用することが可能であること、大規模な企業内IPセントレックスを安心して構築できること、また将来、PCが電話として利用できるソフトフォンを導入したとき、既存の事業所用コードレス電話と連携することで、さらなる業務効率の向上が望めることなどを評価し、本システムを採用しました。
本システムは、2007年11月に移転した新本社と従来からのEMCセンター(埼玉県入間市)で既に稼動しています。新本社に「SS9100」を設置し、社内では内線電話、外出先では公衆PHSとして切り替えて利用できる事業所用コードレス電話「WX220J」を、新本社とEMCセンター合わせて約600 台統合配備しました。さらに、新本社内の各所にPHS基地局「UF7100」を約60台配置し、固定電話機としてLANスイッチから給電できるIP多機能電話機「MKT/IP-30DK」を約130台設置しました。
ティアックでは、新本社およびEMCセンターのほか、国内外の各拠点へのIPセントレックス化を計画しています。その中でも、国内拠点については、本システム「SS9100」の配下に各拠点の基地局や端末を統合することにより、外出や出張などで他拠点にいるときでも、「WX220J」の設定を変更することなく同じ内線番号のまま利用することが可能となります。さらに、ソフトフォンやビジネス向け携帯電話への展開、外線電話のIP化のほか、ビデオ会議システムとの連携など、積極的にオフィスのコミュニケーション改革を実現して行く予定です。
OT-COMNETとOKINETは、ティアックへの導入実績を踏まえ、今後も業務コミュニケーションの効率化を求める企業に「SS9100」を用いた企業内IPセントレックスの提供を積極的に展開していきます。
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