OKIは、2010年2月13日に東京・津田ホールで開催される「全国学校ビオトープ・コンクール2009」発表会を、OKIネットワークインテグレーションおよびOKIデータとともに支援します。ビオトープの普及促進のため、発表の様子を撮影してWebサイトで動画配信するほか、当日会場に展示される参加各校のポスターをカラープリンタでプリントし、来場者に配布するなどの活動を行います。

ビオトープとは、「地域の野生の生きものが暮らす場所」を意味します。2010年10月に愛知県で開催される「生物多様性条約第10回締約国会議」（COP10）によって世界的に注目の高まる「生物多様性の保全」、この実現のためには、それぞれの地域がもともともっている多種多様なビオトープを保全することが不可欠と言えます。

「学校ビオトープ」は、次世代を担う子どもたちが、こうした自然のしくみや自然と共存するための知識・技能を体験的に学習する環境教育の教材です。日本では財団法人日本生態系協会が、学校ビオトープ普及のための様々な活動を行っており、今回で6回目（隔年実施）となる「全国学校ビオトープ・コンクール」もそのひとつです。発表会では、応募した全国139校のなかから現地審査、中央審査委員会を経て選ばれた上位5賞の取り組みの発表のほか、金賞・銀賞に入賞した各校の取り組みのポスター展示、過去の受賞校による受賞後の活動報告などが行われます。

OKIは、2001年度から本コンクールへの協力を通じて、学校ビオトープの普及を支援してきました。2003年度の第3回発表会からは、自社のビデオ会議システムを用いて発表会場の様子を地方のグループ拠点に生中継し、来場できない代表校の方々に視聴いただきました。撮影した映像は、後日OKIネットワークインテグレーションのWebサイトで動画配信し、学校ビオトープ普及のための教材として活用いただき好評を得てきました。今回は発表形式が変更となり生中継は行いませんが、発表会を撮影した映像は、従来同様にWebサイトからの動画配信を実施します。また、新たな試みとして、会場に展示される各校のポスターをOKIデータのカラーLEDプリンタ「COREFIDO」で縮小プリントし、希望する来場者に配布するサービスも実施します。

OKIグループでは、CSR（Corporate Social Responsibility：企業の社会的責任）の取組みの一環として、森林整備をはじめとする様々な環境ボランティア活動を行っています。生物多様性の保全に貢献する環境教育である学校ビオトープの支援活動もその一つととらえ、今後も継続して取り組んでいきます。