2010年3月9日
プレスリリース
沖電気工業株式会社
沖電気ネットワークインテグレーション株式会社
OKIは、このたび自社の基幹工場のひとつである沼津生産センタ(静岡県沼津市)へ、災害時の従業員安否確認を迅速に行うために、OKIネットワークインテグレーション(以下 OKINET)の報告集計支援ASPサービス「UBIOS®-R」を導入し、2010年4月より正式利用を開始します。本サービスは、同センタに勤務しているOKIグループの従業員約500名が、災害時に携帯電話から安否情報を入力・送信することにより、その情報をASPサーバ側でリアルタイムに自動集計するものです。これにより同センタでは、管理者による迅速かつ正確な各従業員の安否情報の把握が可能となります。
沼津生産センタは、社会インフラの基幹となる各種情報通信システムを生産しています。東海地域に位置するため、地震被災に備え、従来より災害発生時の従業員の安否確認に注力しています。これまでは、災害発生時に各部門の管理者が、従業員の安否を電話などで確認し、災害対策本部に状況を報告するという方法をとっていました。しかしこの方法では、災害発生時に出張などで不在にしている従業員や、精神的に不安定になり本部からの情報が正しく理解できないケース、さらには電話が不通になるといったケースに対し、安否情報の確認に時間がかかってしまうという課題を抱えていました。
OKIが同センタへ「UBIOS-R」のサービス導入を決めた主な理由は、各従業員の携帯電話へ安否確認内容を、一斉メール配信機能にて即時に問合せおよび各従業員の安否報告を選択式で容易にできることと、安否情報が自動集計され管理者は手間をかけず短時間で状況が把握できることです。また、「UBIOS-R」は、携帯メールを利用するため、有線電話に比べ残存性が高いことや、安否情報の報告時に位置情報と時刻が送信されるため「誰が」「いつ」「どこから」送信したのかが判り、安否情報を管理する上で迅速かつ有効な情報を正確に把握できることも利点と判断しました。
同センタにて「UBIOS-R」のサービス利用を試行した結果、従業員は出張先での災害発生状況の確認や、安否情報の報告についても容易となりました。また、管理者は、全従業員の状況を簡単に漏れなく確認できるうえ、自動集計機能によって上長への報告時間が短縮されるなど、今までの課題が解決され、従業員の安否確認レベルの向上につながりました。この結果従来に比べ、従業員の情報収集時間が約10分の1まで短縮されました。
OKIおよびOKINETは、今回の導入を踏まえ、災害時の安否確認に注力される地域の事業者や企業に対して、安否確認レベルの向上を訴求し、今後も本サービスの販売を拡大していきます。
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