Cato Cloud(ケイトクラウド)は、ネットワークセキュリティとSD-WAN(Software-Defined Wide Area Network)の機能を統合した、次世代型のクラウド型ネットワークサービスです。従来のネットワークセキュリティ製品やSD-WANソリューションが抱えていた課題を解決し、企業のグローバルなネットワークをよりシンプルかつ安全に管理することを可能にします。
Cato Networks社が提供するCato Cloudは、SASE(Secure Access Service Edge)モデルをシングルベンダーで実現しており、企業のネットワークアクセスを安全かつ効率的に管理します。同社は、2015年の創業以来、ネットワークセキュリティ、SD-WAN、SDP/ZTNAといった機能を自社開発し、クラウドネイティブなオールインワンサービスを提供してきました。Cato Cloudは、これらの技術を基盤に、企業のネットワーク環境を最適化し、セキュリティレベルの向上に貢献します。
Cato Cloudは、企業のネットワーク環境をシンプルかつ安全に管理するための統合型プラットフォームです。
従来、複数のベンダーから様々なネットワーク機器を導入し、複雑な設定を行う必要がありましたが、Cato Cloudなら、たった一つのプラットフォームで、これら全てを統合管理できます。
Cato Cloudの最大の特徴はシングルベンダーでSASEを実現できることです。基本機能であるWAN、NGFW、SWG、管理コンソールのほかに、セキュリティオプション機能を追加することによって、理想的な形でのSASEを実現できます。
多様なデバイスやクラウドサービスの導入、そしてリモートワークの普及に伴い、ネットワーク管理やセキュリティ面でお困りのことはございませんでしょうか?
課題1
接続負荷の増加
クラウド利用やリモートワークによるVPN接続の増加、Web会議の急増により、ネットワークの出入り口にボトルネックが発生。拠点間の通信も低速になり、業務効率が低下。
課題2
管理が煩雑
境界防御型セキュリティでは様々なソリューションを利用し社内のデータを守っていたが、それぞれ違うコンソールで管理しなければならず、管理者のリソースをひっ迫している。
課題3
セキュリティリスク
社外のPCは直接インターネットに接続できるため、セキュリティリスクが増大。また、リモートワークの増加により、社外の端末に対するセキュリティポリシーの設定が難しい。
End to endでネットワークを最適化し、WANとクラウドを接続することでネットワークの最適ルーティングを行います。
グローバルプライベートバックボーンには世界中の90か所以上にPoPがあり、専用のファイバー回線を使っているため、混雑を避けて利用することが可能です。
SLAで保証されたCatoのグローバルプライベートバックボーンは、クラウドデータセンター、クラウドアプリケーション、リモートユーザーまで機能を拡張できます。
また、AWSなどのクラウド製品とクラウドデータセンターの直接接続により、クラウドへのアクセスが最適化されます。
Cato Cloudとセキュリティ機能がバラバラではなく、機器やソフトの統一化が可能です。
従来、複数のベンダーから導入していたネットワーク機器やセキュリティ製品を、Cato Cloudの単一のプラットフォームに集約することで、運用管理の負荷を大幅に軽減できます。さらに、セキュリティ機能の一元管理が可能になり、より強固なセキュリティ体制を構築できます。シングルベンダーでSASEを実現できるため、複雑なマルチベンダー環境から脱却し、スムーズな運用が可能になります。
Cato Cloudの管理コンソール(GUI)は、直感的な操作でグローバルなネットワークを一元管理できる強力なツールです。物理的な機器を直接操作するのではなく、ブラウザからアクセスして、ネットワークの状況を把握し、設定を変更することができます。
CMA(Cato Cloud集中管理画面)は、
各拠点・ユーザーごとのNW・セキュリティのポリシー設定を一元的に管理し、スループット・パケットロス・ラストマイル(ISP)などをリアルタイムで可視化できます。
上記の管理画面はCato視点からみたネットワーク全体の概要となり、緑の丸がCato cloudで、接続できていれば青、接続できていなければ赤に変化します。
スループット確認は、ネットワークの性能を把握し、ボトルネックを特定するために非常に重要な作業です。直感的なインターフェースを通じて、様々な角度からスループットを可視化することができます。
パケットロスは、ネットワークの品質を測る重要な指標の一つです。パケットロスが発生すると、音声や映像の途切れ、データの破損、アプリケーションの応答遅延といった問題を引き起こす可能性があります。Cato Cloudでパケットロスを定期的に確認することで、これらの問題を早期に発見し、対策を講じることができます。
ラストマイルとは、インターネットサービスプロバイダー(ISP)が提供する、ユーザーの端末からインターネットの接続点までの最終区間を指します。この区間におけるネットワークの品質は、ユーザーがインターネットを利用する際の速度や安定性に大きく影響します。
Cato Cloudでは、直感的なインターフェースを通じて、様々な角度からラストマイルの状況を可視化することができます。
例えば、グラフやチャートでリアルタイムまたは過去のパフォーマンス推移を確認したり、特定の拠点間のラストマイルの品質を比較したり、特定のアプリケーションごとのパフォーマンスを分析したりすることができます。
Cato Cloudでは、直感的なインターフェースを通じて、リアルタイムまたは過去のジッターの推移をグラフやチャートで確認することができます。これにより、ネットワークのどの部分にジッターが発生しやすいのか、時間帯によってジッターにどのような変化があるのかなどを可視化し、問題の原因を特定することができます。また、数値に問題があり、遅延などが発生した場合、自動的に問題のないPoPに切り替わります。
Cato Cloudは、グローバルなネットワークと高度なセキュリティ機能を統合したクラウドサービスです。すべての通信をセキュリティ機能で保護し、ユーザー一人ひとりのデバイス(ノートPC、スマートフォンなど)にまでセキュリティ対策を拡張します。
リモートユーザーの端末にクライアントソフト(Cato Client)をインストールし、ZTNA機能を利用することで、安全かつ最適な形で接続を確立できます。
ゼロトラストモデルを採用し、すべてのトラフィックを厳密に検査することで、信頼できる通信のみを許可します。
これにより、社内外を問わず、あらゆる場所で働くすべてのユーザーに一貫したセキュリティポリシーを適用し、セキュリティリスクを軽減できます。
物理的な拠点では、ソケットをつなぐことで最寄りのCatoのPoP(Point of Presence)に接続し、トラフィックを効率的に管理し、最適なネットワーク環境を実現します。
Cato Socketは、Cato NetworksのSASEプラットフォームにおいて、物理的な拠点とクラウドをシームレスに接続し、セキュアなネットワーク環境を実現するための装置です。ゼロタッチで接続・展開しインターネットに繋ぐだけで双方接続が可能になります。全世界に配送可能です。
仕様 | X1500 | X1600 /X1600 LTE | X1700 |
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寸法 | W:165mm x D:105.5mm x H: 43mm (dual rack mount available) |
W:200mm x D:256mm x H: 44mm (single rack mount available) |
1U |
CPU | Intel® Atom™ processor | Intel® Atom® CPU C3558 (4 cores) | Intel® 4th Generation Core™ Processors |
システムメモリ | 4GB DDR | 4GB | 8GB DDR, up to 32GB |
ストレージ | 16G of Micro SD class 10 | 16GB eMMC SSD | 2 X 320G (swappable, redundant) |
Ethernetポート | 4 x 1GbE | ・4 ports X 2.5GbE RJ45 Ports ・2 ports X 10G SFP+ Ports ・2 ports X 1GbE Combo Ports(RJ45/SFP) ・2 ports X USB3.0 |
8 x 1GbE + Management Port |
拡張ネットワーク | GBIC 1Gb SX /LX, GBIC 10Gb SR/LR | 4 x 1GbE, 2 x 1Gb Fiber, 2 x 10Gb Fiber | |
電源 | 40W 12V power adapter | 60W Adapter | Redundant (1+1) (300W) |
スループット | 500 Mbps | 1 Gbps | 10 Gbps |
冗長化 | VRRP, PoP Orchestrated | VRRP, PoP Orchestrated | VRRP, PoP Orchestrated |
世界90カ所以上に展開されるPoP( Point of Presence )を利用することで、セキュリティポリシーの適応を数分で実現し、ビジネスのニーズを満たす安全で最適なグローバル回線を素早く実現します。PoPの数はCato Networks社が常に増やしており、中国を含む広範囲の地域で接続が可能です。(中国・ベトナム・モロッコの3ヵ国は、Catoのライセンス上 Stand-alone Countries という特殊地域の扱いとなっております。 )
Catoのセキュリティスタックは、あらゆる場所のすべてのブランチ、ユーザー、アプリケーションに対し、同じエンタープライズグレードのセキュリティを確実に適用します。これにより、企業はグローバルな規模で一貫したセキュリティ体制を構築することができます。
Cato Cloudは、段階的な導入をサポートしており、既存のネットワーク環境に大きな負担をかけることなく、SASEを実現するためのあらゆる角度から既存ソリューションとの入れ替えが可能です。
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